バンク角(読み)バンクかく(その他表記)bank angle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンク角」の意味・わかりやすい解説

バンク角
バンクかく
bank angle

航空機機体左右の傾き角。旋回飛行時などに必要な機体の姿勢角で,バンクすることによって主翼揚力の水平方向の成分を生じ,旋回によって発生する遠心力との釣り合いをとる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のバンク角の言及

【飛行機】より

…このような正しい旋回をすると,機は横滑りすることなく,遠心力と重力との合力が機体に対して機の上下軸方向に一致するので,自動車や船の旋回の場合のように身体が旋回の外側のほうに倒される慣性力をまったく生じない。旋回半径を小さくしようとすると,遠心力が大きくなるので機のバンク角(左右の傾角)を大きくして力のつりあいを保つ必要がある。軍用機や曲技機で,とくに小半径の旋回をするため,バンク角を90度近くまでとることがある。…

※「バンク角」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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