バーキッラーニー
al-Bāqillānī, Abū Bakr
[生]?
[没]1013
イスラム教スンニー・アシュアリー派の神学者。アブー・アブドゥッラー・イブン・ムジャーヒドの門人であった。イスラムの基本的主張であるコーランの奇跡性と原子論について,神学的論証を与えることに努力した。主著『コーランの奇跡性』I`jāz al-Qur'ān。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のバーキッラーニーの言及
【アシュアリー派】より
…とくにシリアやバグダードなどでは,ハンバル派の影響が強く,また時には親ムータジラ派的,ないしはそれに接近するシーア派政権によって迫害されたりして,スンナ派神学として現実に受け入れられるまでには長い時間を要した。この派の歴史についてはまだ不明な点が多いが,バーキッラーニーal‐Bāqillānī(?‐1013),バグダーディーal‐Baghdādī(?‐1037),[イマーム・アルハラマイン],[ガザーリー],ラージーFakhr al‐Dīn al‐Rāzī(1149‐1209),イージーal‐Ījī(?‐1355)などの学者が有名である。[イスラム学]【中村 広治郎】。…
※「バーキッラーニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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