パストル・エテルヌス(その他表記)Pastor aeternus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パストル・エテルヌス」の意味・わかりやすい解説

パストル・エテルヌス
Pastor aeternus

カトリック教会における2つの教皇大勅書。ラテン語で「永遠の司牧者」の意。第1は教皇レオ 10世により 1516年に発せられた。決定的な教会分離を回避するため公会議に対する教皇の首位権を宣したもの (→教皇の首位権 ) 。第2は第1回バチカン公会議 (1869~70) においてピウス9世により発せられたもので,信仰道徳事項に関して教皇は誤ることなく (→教皇不謬性 ) ,また教皇は首位権をもつことを宣言した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む