パックス・ルッソ・アメリカーナ(その他表記)Pax Russo-Americana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

パックス・ルッソ・アメリカーナ
Pax Russo-Americana

第2次世界大戦後,ソ連とアメリカのもとで続いた世界平和。ラテン語。アメリカの核独占のもとで,その軍事力によって保たれた平和をパックスアメリカーナといい,アメリカの核独占が破れて,米ソ間に核兵器均衡による共存関係が形成され,保たれた平和をパックス・ルッソ・アメリカーナという。米ソ両ブロック間の恐怖の均衡を維持するため,両ブロック内の米ソ以外の国はすべて米ソの強力なコントロールに甘んぜざるをえず,核の独占をはじめとする優越的な地位を守るために,米ソ両大国は対立しながら結託し,世界の平和は両大国の動向いかんに左右されるように思われた。語源パックス・ロマーナにある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

長嶋茂雄の用語解説を読む