パボン鉱(読み)パボンこう

最新 地学事典 「パボン鉱」の解説

パボンこう
パボン鉱

pavonite

化学組成(Ag, Cu)(Bi,Pb)3S5 シルマー鉱族の鉱物。単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a1.335nm, b0.403, c1.634, β94.5°, 単位格子中4分子含む。鉛灰色~錫灰色,金属光沢,塊状,[010]に伸長した薄板状結晶。反射光で白灰色。劈開観察されない。硬度約2,比重6.54(天然物の測定値),6.8(合成物の測定値)。鉱脈鉱床から銅パボン鉱・輝蒼鉛鉱アイキン鉱・ホドルサ鉱などの蒼鉛鉱物や,黄銅鉱・アンケル石とともに産出。秋田県楊ノ沢あげのさわ鉱山,岡山県山宝鉱山から報告がある。pavoとはラテン語でpeacockのことで,カナダの鉱物学者M.A. Peacock(1898~1950)にちなみ命名。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 正明 清水

「アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです...

アサーションの用語解説を読む