パラクリスタル

化学辞典 第2版 「パラクリスタル」の解説

パラクリスタル
パラクリスタル
para-crystal

高分子結晶では,分子鎖の末端や,結晶表面の分子鎖折りたたみなどの構造欠陥となる不規則な部分を多く含み,結晶の格子構造が大きく乱れ,三次元的に理想的な構造を示さない.このような構造では,距離が離れるに従い周期性をもつ構造(結晶)が失われていき,R. Hosemannによってパラクリスタルと命名された.高分子物質は半結晶性であり,結晶相のほかに非晶相を含み,X線回折では連続的な散漫散乱が観測され,この原因として非晶相からの散乱のほかにパラクリスタルからの寄与も無視できない.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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