パルドゥシュ(英語表記)Jean-Marie Pardessus

改訂新版 世界大百科事典 「パルドゥシュ」の意味・わかりやすい解説

パルドゥシュ
Jean-Marie Pardessus
生没年:1772-1853

フランスの法学者,法実務家。中北部ブロアに生まれ,弁護士実務を経て,1810-30年パリ大学法学部教授。主著《商法講義》(1813-17)によって,フランス近代商法学の樹立者としての評価を得ている。中世海法史の研究でも重要な業績を残した。とくに,海商法民法に対する特色として,普遍性,統一性,不動性,慣習起源性を指摘して,独自の法領域としての海商法研究の先鞭をつけたことで有名である。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のパルドゥシュの言及

【第2次世界大戦】より

…先に述べたようにフランスの外交政策は,ドイツの脅威を共通の前提としながらも,ドイツとの交渉によって和解すべきという路線と,他国とドイツを包囲する同盟網を築くべきという路線に分かれていた。この時期,後者の路線に立って積極的な外交を展開したのが1934年2月外相に就任したJ.L.バルトゥーであった。彼はソ連と東欧各国に接近し相互援助条約を締結して,フランスの安全をより確かなものにしようとした。…

※「パルドゥシュ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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