20世紀西洋人名事典 「パーボ・J.ヌルミ」の解説
パーボ・J. ヌルミ
Paavo Johannes Nurmi
1897.6.13 - 1973.10.2
フィンランドの陸上競技選手。
ロイマー生まれ。
1920年オリンピック・アントワープ大会に初出場して、1万メートル、1万メートルクロスカントリーで優勝する。続く’24年のパリ大会では5個の金メダルを獲得し、「走る人間機械」といわれた。’28年のアムステルダム大会でも1万メートルで優勝、合計9個の金メダル、3個の銀メダルを獲得したほか、21の世界記録を樹立したが、’32年のロサンゼルス大会で金銭受領容疑でアマチュア資格を剥奪。’52年のヘルシンキ大会では聖火リレー最終走者を務め、また、彼の名誉を記念した走像がオリンピック競技場に建てられた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」（1995年刊）20世紀西洋人名事典について 情報