ひで

精選版 日本国語大辞典 「ひで」の意味・読み・例文・類語

ひで

〘名〙
① 松の根株。特に樹脂分の多いものにいい、幹の伐採後放置された年数の長いものほど良質とされる。松根油松煙原料になり、灯火燃料とされた。
※俳諧・俳林一字幽蘭集(1692)下「新酒あるかと市をとふ人〈亀翁〉 てる月ににほひてひでの燃残り〈沾岵〉」
香典のこと。鹿児島地方でいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android