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松根油 しょうこんゆpine root oil; wood turpentine oil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

松根油
しょうこんゆ
pine root oil; wood turpentine oil

樹脂に富む針葉樹材,特に根部肥松を低温 (400℃以下) 乾留してつくる油。収率は 15~20%。比重 0.95以上,100℃以下の留分を含まず,250~350℃で炭酸ガスを出して分解する。黒褐色油状,酸性,特臭がある。用途はテレビン油,クレオソート分解液,松根無水タールの原料で,溶解剤,塗料,樹脂石鹸などに使用される。スウェーデンで盛んにつくられており,日本でも第2次世界大戦末期につくられた。

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百科事典マイペディアの解説

松根油【しょうこんゆ】

マツの根を乾留して得られる油状物質。蒸留・精製によりテレビン油,パインオイル等が得られる。溶剤として重要で,第2次大戦中には接触熱分解等により航空機燃料も製造された。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうこんゆ【松根油】

針葉樹の根を掘り出し,熱をかけて乾留して得られる油。普通にはマツの根からとったものをいう。収量は10~20%。熱をかけ乾留したとき初めにでてくる部分だけを松根油とよぶこともある。あとにでてくるものは松根タールともいう。乾留して得たものを蒸留して,200℃以下のもの(テレビン油),200~300℃で留出するもの(パインオイル)を得,あとにピッチを残す。松根油からとったテレビン油はウッドターペンティンの名で利用されている。

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大辞林 第三版の解説

しょうこんゆ【松根油】

松の根を乾留して得た油状物質。主成分は、テレビン油・パイン油など。

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