ヒランダル修道院(読み)ヒランダルシュウドウイン

デジタル大辞泉 「ヒランダル修道院」の意味・読み・例文・類語

ヒランダル‐しゅうどういん〔‐シウダウヰン〕【ヒランダル修道院】

Moni ChelandariouΜονή Χελανδαρίου》ギリシャ北部、ハルキディキ半島にある東方正教会の聖地アトス山修道院。12世紀末、セルビア王国を建てたステファン=ネマニャと、その息子でセルビア正教会の創設者である聖サワにより創設。セルビア正教会に帰属する。「三本手の生神女」と呼ばれる構図の典型的なイコンがあることで知られる。ヒランダリウ修道院

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のヒランダル修道院の言及

【ステファン・ネマーニャ】より

…1196年次子ステファン・ネマニッチを後継者に立て,自らは修道士シメオンとなる。アトス山へこもり,末子サバとヒランダル修道院を創建して,中世セルビア文化のセンターにつくりあげた。【田中 一生】。…

※「ヒランダル修道院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android