ビタミンE欠乏症

内科学 第10版 「ビタミンE欠乏症」の解説

ビタミンE(トコフェロール)欠乏症(ビタミン欠乏症)

(6)ビタミンE(トコフェロール)欠乏症
概念
 活性型ビタミンEは脂溶性で,細胞膜に存在して脂質過酸化を抑制する.慢性膵炎,胆管閉塞症,胃・小腸切除などにより脂肪吸収障害が長期間続くと発症する.αトコフェロール輸送蛋白の変異ビタミンE欠乏症をきたし,遺伝性運動失調を伴う.
臨床症状
 後索性の運動失調で,腱反射低下,深部感覚低下,歩行時のふらつきなどを認める.
診断
 血清ビタミンEの低値(5 μg /mL未満).
治療
 ビタミンE 100 mgの筋注.[中里雅光]

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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