最新 地学事典 「ビトリス地塊」の解説
ビトリスちかい
ビトリス地塊
Bitlis massif
トルコ,アナトリア高原南東部に分布する変成岩類主体の地塊。イラン高原の基盤岩類に類似。主に火成岩起原の角閃岩・角閃石片麻岩・花崗岩質片麻岩と部分的に泥質岩起原の珪線石片麻岩・雲母片岩などからなり,花崗岩類に貫入される。弱変成の緑色片岩や珪岩とペルム紀石灰岩に不整合に覆われる。変成岩類に920Maと596~427Ma,花崗岩類に351~325Maと120~97MaのRb-Sr年代があり,原生代末期の変成作用とカレドニア期の再結晶作用,バリスカン期の花崗岩活動およびアルプス期の変動があったとされる。参考文献:R.Brinkmann(1976) Geology of Turkey, Elsevier
執筆者:加納 隆
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

