日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビラリカ火山」の意味・わかりやすい解説 ビラリカ火山びらりかかざんVólcan Villarrica 南アメリカ、チリ中部にある火山。現地音に従いビジャリカ火山ともいう。標高2840メートル。活動的な活火山で、1948~49年の噴火では死者30人以上、64年の噴火では死者22人が出た。1971年から72年にかけての噴火では溶岩流と火山泥流を流出し、十数人の死者を出した。北西麓(ろく)には美しいビラリカ湖があり、湖岸のビラリカおよびプコンは高級保養地として知られる。[松本栄次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例