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溶岩流 ようがんりゅうlava flow

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

溶岩流
ようがんりゅう
lava flow

液体のまま流出したマグマ溶岩)。火山噴出物のうち本質物質の代表的なもの。玄武岩質マグマの場合,粘性が低いため川のように流れることが多いが,安山岩質マグマやデイサイト(石英安山岩)質マグマの場合,通常の液体ふるまいとはかなり異なり,溶岩流の先端が崩れ落ちつつ,ゆっくりと流動する。多くの場合,先端の進行速度は時速 10km以下である。しかし 1977年にコンゴ民主共和国ビルンガ山脈のニイラゴンゴ山で発生した溶岩湖の崩壊のように,一度に大量の溶岩が流れ出すと時速 30kmをこえ,犠牲者が出ることもある。流下距離は数km以内の場合が多いが,60kmに達した例もある。

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デジタル大辞泉の解説

ようがん‐りゅう〔‐リウ〕【溶岩流】

火口から噴出した溶岩地表を流れ下るもの。また、それが固結して生じた岩体

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世界大百科事典 第2版の解説

ようがんりゅう【溶岩流 lava flow】

溶岩が地表で液体として流動すると溶岩流と呼ばれる。またそれが冷却・固化して生じた岩体もやはり溶岩流と呼ばれる。実測される溶岩流の温度は玄武岩質のもので1050~1200℃くらい,安山岩質のもので1000~1100℃くらいの範囲である。粘性率は102~107ポアズであるが,冷却するにつれ急激に増加し1010~1011ポアズで事実上固化する。流下速度は急斜面を流れる玄武岩質溶岩流の場合で最高10m/s以上に達するが,通常は人の歩く速さか,それ以下の場合が多い。

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大辞林 第三版の解説

ようがんりゅう【溶岩流】

火口から噴出した溶融体の流れ。また、それが流れたまま固結してできた岩体。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

溶岩流
ようがんりゅう

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世界大百科事典内の溶岩流の言及

【火山】より

…ふつうは比高200~300m程度以下で,頂上には比較的大きな火口がある。溶岩が流出する噴火では,噴出口から溶岩流lava flowが出て固まった軽微なものもあり,溶岩の粘性が大きければ噴出口の上に高く盛り上がって円い丘をつくる。これを溶岩円頂丘lava domeという。…

【火山】より

…この規模の噴火では,圧力は2000~500気圧,1回の放出物の量は1×105~4×105tになる。【下鶴 大輔】
【火山放出物】
 火山から放出される物質は大別して,火山ガス,温泉水,溶岩流,火山砕屑物(火砕物)などがある。火山ガスの大部分は水蒸気であるが,その大部分は地表水が地下でマグマにより熱せられて気化したものである可能性がある。…

※「溶岩流」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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