ビンビルキリッセ(その他表記)Bin-bir-kilise

改訂新版 世界大百科事典 「ビンビルキリッセ」の意味・わかりやすい解説

ビン・ビル・キリッセ
Bin-bir-kilise

トルコ中央部コニヤの南東約70kmにあるビザンティンの都市遺跡で,修道院群の遺構で知られる。長い間放棄されていた修道院および教会堂は,20世紀初頭にG.ベル女史とW.ラムゼーによる調査報告で明らかにされた。地名は〈1001の教会堂〉の意で,ここに非常に多くの教会堂があったことに由来する。30以上の教会堂が認められ,幾つかのものは保存状態がよい。都市および修道院の状況や年代にも不明な点が多く,諸教会堂は5~6世紀と9~12世紀の2期に建造されたと考えられている。集中式(円形プランなど)の教会堂のほかに,この地区の主流をなす教会堂は単祭室,3廊式で,筒形ボールトによる中央身廊は側廊より高くに窓を並べてバシリカ式との類似を見せ,また西正面に二つの塔を設けて,シリアの教会堂との共通点も見せている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 長塚

関連語をあわせて調べる

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む