普及版 字通 の解説
8画
[字訓] つとめる・みだれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(文)(ぶん)。〔説文〕十下に「彊(つと)むるなり」とし、〔書、立政〕「受(紂)のに在りて(つと)めたり」の文を引く。いま字を(びん)に作り、〔爾雅、釈詁〕に「強(つと)むるなり」という。〔説文〕攴(ぼく)部三下に「(びん)は彊むるなり」とあって、・・は声義同じ。〔玉〕に「自ら強するなり」とみえる。〔論語、述而〕の「(ぶんぼ)」はまた「(ぼうぼ)」「黽(めんべん)」「密勿(みつふつ)」「沒(めんぼつ)」「穆(ぼくびん)」「(ぼうぶん)」などにも作る連語である。
[訓義]
1. つとめる、はげむ。
2. は、くらい、みだれる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ミダル・コハシ・アナガチ
[語系]
minは・・黽mien、(勉)・俛・mian、miuiと声近く、みなつとめはげむ意があり、同系の語である。
[熟語]
▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報