百科事典マイペディア 「ピストン・クランク機構」の意味・わかりやすい解説
ピストン・クランク機構【ピストンクランクきこう】
→関連項目リンク装置
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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…ピストンの往復運動を連接棒を介して主軸の回転運動に(または回転運動を往復運動に)変えるのに用いられる軸。クランク軸,連接棒,ピストンからなる往復運動――回転運動変換機構をピストン・クランク機構といい,クランク軸の連接棒と連結する部分をクランクピン,クランクピンと主軸を結ぶ部分をクランクアームという。連接棒やピストンをもたない自転車などでも,同様の働きをするものをクランクと呼んでいる。…
…往路はゆっくり動き復路は早く動く機構。図のように,ピストン・クランク機構において,ピストンの運動する直線がクランクの回転中心からずれているような場合,クランクが等速で回転しても,ピストンでは左方向へ動く時間(図においてクランクがαだけ回る間)と右方向へ動く時間(クランクがβだけ回る間)とが異なる。これを利用すると,仕事を行う方向へはゆっくり動き,仕事をしない復路をすばやく戻るようにできる。…
…図3‐bは,aにおいてリンクDの長さが無限大になって回転の中心は無限遠方に移動した場合と考えることができ,すべり子は直線運動することになる。これはピストンクランク機構と呼ばれ,ピストンエンジンや往復圧縮機などに利用される。シリンダーの中心線がクランクの回転中心からずれたものが図3‐cで,かたよりすべり子回転機構と呼ばれている。…
※「ピストン・クランク機構」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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