連接棒(読み)レンセツボウ(その他表記)connecting rod

翻訳|connecting rod

デジタル大辞泉 「連接棒」の意味・読み・例文・類語

れんせつ‐ぼう【連接棒】

蒸気機関内燃機関で、ピストンクランクとを連結して、動力を伝える棒。コネクティングロッド連桿れんかん

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精選版 日本国語大辞典 「連接棒」の意味・読み・例文・類語

れんせつ‐ぼう【連接棒】

  1. 〘 名詞 〙 蒸気機関や内燃機関などで、ピストンからの動力をクランク軸に伝える棒。コネクティングロッド。コンロッド連桿(れんかん)接合棒

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改訂新版 世界大百科事典 「連接棒」の意味・わかりやすい解説

連接棒 (れんせつぼう)
connecting rod

コネクティングロッド,あるいはコンロッドともいう。ピストン・クランク機構においてピストンあるいはクロスヘッドとクランク軸を連結し動力を伝達する部品両端軸受をもち,ピストン側を小端部(軸受),クランク軸側を大端部(軸受)と呼ぶ。小端部はピストンピンあるいはクロスヘッドピンと結合し,大端部はクランクピンと結合する。
クランク軸
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百科事典マイペディア 「連接棒」の意味・わかりやすい解説

連接棒【れんせつぼう】

コネクティングロッド,コンロッドとも。ピストンとクランク軸を連結し,ピストンの往復運動をクランク軸の回転運動に変える往復機関の主要部分。圧縮,引張り,曲げなどの荷重を受けるので,座屈,熱ひずみ,振動などに耐え,かつ軽量であることが必要。ふつう炭素鋼,機関によっては合金鋼をI形断面に型鍛造したものを用いる。
→関連項目クランク軸ピストン・クランク機構

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「連接棒」の意味・わかりやすい解説

連接棒
れんせつぼう

蒸気機関や内燃機関などでピストンとクランク軸とを結ぶ棒。ピストンの往復運動を伝え、クランクにより回転運動を得るためのもので、連桿(れんかん)、またはコネクティングロッドconnecting rod、略してコンロッドともいう。連接棒は圧縮荷重を受けるので、座屈(ざくつ)しないよう十分な太さが必要である。また運動を円滑に伝えるためには、十分な長さをもつ必要があり、普通、クランク半径の3~4倍程度の長さとする。

[中山秀太郎]


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