ピストンリング

デジタル大辞泉 「ピストンリング」の意味・読み・例文・類語

ピストン‐リング(piston ring)

ピストン外周の溝にはめ込む環。ピストンとシリンダー内壁との間に気密性を保ち、ガス漏れを防ぎ、潤滑油がシリンダー壁に付着したのをかき落とすために取り付ける。

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精選版 日本国語大辞典 「ピストンリング」の意味・読み・例文・類語

ピストン‐リング

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] piston ring ) ピストンの周囲にはめて気筒内部の蒸気や水の漏れるのを防ぐ環。

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百科事典マイペディア 「ピストンリング」の意味・わかりやすい解説

ピストンリング

主としてシリンダーとピストンの間の気密を保つために,ピストン上部に切った溝にはめこまれる金属製の輪。シリンダー壁の潤滑油をかき落とすためのものもある。

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世界大百科事典(旧版)内のピストンリングの言及

【パッキング】より

…ポンプに広く用いられるが,多少の漏れは許容される。割りリング形パッキング(一般にピストンリングと呼ばれる)は,金属製の割れのあるリングであり,主として内燃機関のピストンとシリンダー壁間の漏れ止めとして用いられる(図-e)。 メカニカルシールは回転運動専用の密封装置で,従動リングとシートリングをおもにばねで押し付け,その接触面で漏れ止めをする(図-f)。…

【ピストン】より

…これに対し比較的大型のディーゼルエンジンでは,質量よりも,機械負荷,熱負荷などに対する耐久性が重視され,ピストン頂部もしくはピストン全体を鋳鉄あるいは鋳鋼で製作する。ピストンに付随して重要な働きをするのはピストンリングで,ピストンとシリンダー間の気密,潤滑,伝熱(放熱)を受けもつ。ピストンリングは,ピストンの外周に設けられたリング溝にはめられる鋳鉄もしくは鋼製のリングで,自己張力によりシリンダー内面に対して接触圧力をもつ。…

※「ピストンリング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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