ピンガ(読み)ぴんが(その他表記)pinga

翻訳|pinga

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピンガ」の意味・わかりやすい解説

ピンガ
ぴんが
pinga

ブラジルでつくられるラム酒一種。甘蔗(かんしょ)汁や糖蜜(とうみつ)を原料とし、水で薄めて糖分8~10%にしたものを発酵させ、単式蒸留機で蒸留する。留液は樽(たる)に3~12か月貯蔵する。アルコール分40~50%、糖蜜臭のある無色から黄色の酒である。

[原 昌道]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のピンガの言及

【カシャッサ】より

…正称はアグアルデンテ・デ・カーナ・デ・アスーカル。ピンガpingaともいい,日本では火酒とも書く。16世紀以来ブラジルの社会形成に最も力のあった砂糖産業の副産物として生産され,階層を超えて親しまれてきたこの酒は,ブラジルの国民酒であり,数々の民謡・民話等で民俗的インスピレーションの源泉となっている。…

※「ピンガ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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