単式蒸留機(読み)たんしきじょうりゅうき

飲み物がわかる辞典 「単式蒸留機」の解説

たんしきじょうりゅうき【単式蒸留機/単式蒸留器】


焼酎乙類モルトウイスキーコニャックなどの蒸留に用いる蒸留機で、原料の発酵液を1度の蒸留ごとに投入するもの。アルコール度数をあげるためには2~3回蒸留を繰り返す。手間がかかるが、原料の特長を生かした、香り高く味わい深い酒になる。◇「ポットスチル」ともいう。

出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の単式蒸留機の言及

【蒸留酒】より

…アランビックは,ヘレニズム文化の伝播(でんぱ)にともない,蒸留技術とともに東西にひろまった。現在,世界の蒸留酒に使われている蒸留機には,単式蒸留機と連続式蒸留機とがあるが,いずれもアランビックを基本とし,それを改良,変形したものといえる。すなわち,アレクサンドリア時代のアランビックは,細口,首長の円底フラスコに,下向きのくちばしをつけた帽子形の頭部(アランビック)を,空冷用としてかぶせたものであった。…

※「単式蒸留機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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