カシャッサ(その他表記)cachaça

デジタル大辞泉 「カシャッサ」の意味・読み・例文・類語

カシャッサ(〈ポルトガル〉cachaça)

《「カシャーサ」とも》サトウキビでつくるブラジル蒸留酒。サトウキビのしぼり汁を発酵させたのち、蒸留してつくられる。アルコール分は38~54パーセント。ピンガ

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改訂新版 世界大百科事典 「カシャッサ」の意味・わかりやすい解説

カシャッサ
cachaça

ブラジルでサトウキビからつくる甘味のある強烈な蒸留酒で,ラム酒一種正称はアグアルデンテ・デ・カーナ・デ・アスーカル。ピンガpingaともいい,日本では火酒とも書く。16世紀以来ブラジルの社会形成に最も力のあった砂糖産業副産物として生産され,階層を超えて親しまれてきたこの酒は,ブラジルの国民酒であり,数々の民謡民話等で民俗的インスピレーション源泉となっている。つぶしたレモンと砂糖とを加えたものをカイピリーニャという。
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百科事典マイペディア 「カシャッサ」の意味・わかりやすい解説

カシャッサ

ブラジルの蒸留酒。ピンガpingaともいう。サトウキビの絞り汁を発酵させ蒸留したもの。ラム酒に似ているが,より重厚である。ブラジルの砂糖産業の副産物として作られたもので,国民的な酒として親しまれている。大ぶりのグラスにつぶしたライム数個と砕いた氷を入れ,カシャッサを注いで砂糖を加えたものはカイピリーニャという。ライムの代りにレモンジュースを加えることもあり,砂糖は入れない場合もある。

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