ファカルティとデパートメント

大学事典 の解説

ファカルティとデパートメント

ファカルティとは,アメリカ合衆国の初等~高等教育機関において集合的に教員(集団)を指す。大学では教育研究組織としての学部を意味することもある。その場合も教員組織(教授会)に限定される場合もあれば,学生も含めた組織としての学部(必ずしも学士課程のみではない)を意味することもある。その由来は中世大学の学部facultas(ファクルタス)に遡る。大学組織としてのデパートメント(アメリカ)は,学部・研究科(college, school, facultyなど)の下位部門である。基本的に専門分野ごとに組織される。教員組織が核となるが,学士課程の専門段階や大学院課程の学生の帰属先となることもある。研究・教育,人事財政,管理運営に関して組織的な独立性や自律性をもつことが多い。デパートメントの細分化や孤立化が進むと,学際的・統合的な研究教育の障壁となることがあるため,いくつかのデパートメントをまとめてディヴィジョン(アメリカ)(division)という中間組織を編成することもある。
著者: 松浦良充

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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