ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファンジュ郡」の意味・わかりやすい解説 ファンジュ(黄州)〔郡〕ファンジュHwangju 北朝鮮,ファンヘプク (黄海北) 道の北西端にあり,ピョンヤン (平壌) 市の南に接する郡。郡庁所在地はファンジュ。ピョンヤン準平原の中部にあたるファンジュ平野を占め,テドン (大同) 江の支流ファンジュ川が貫流して灌漑施設が整っている。イネ,コムギ,オオムギのほかリンゴの栽培が盛んで,ファンジュ種は美味で知られる。牧牛も盛ん。ファンジュは南北交通の要地として開け,高麗で黄州牧,李氏朝鮮で黄州がおかれ,織物の定期市場としても著名であった。鉄鉱山がある。ピョンブ (平釜) 鉄道が通り,ソンリム (松林) 線が分岐する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by