化学辞典 第2版 「ファントホッフの式」の解説
ファントホッフの式
ファントホッフノシキ
van't Hoff equation
反応定容式ともいう.平衡定数の温度による変化を与える式.圧平衡定数を Kp,濃度平衡定数を Kc とするとき,
となる.ここで,Rは気体定数,Tは絶対温度,ΔHおよびΔUはそれぞれ定圧反応熱および定容反応熱である.これらの式から,ΔHまたはΔUが負,すなわち発熱反応では,Kp または Kc は温度上昇とともに小さくなり,ルシャトリエの法則の示すところと一致する.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報