フィアット・クライスラー

共同通信ニュース用語解説 の解説

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)

自動車大手のイタリア・フィアットや米クライスラー傘下に抱える欧州の持ち株会社。2013年のグループの世界販売台数は約435万台で世界7位。フィアットがグループのクライスラーを14年1月に完全子会社化し、両社がFCAの傘下に入る再編を決めた。スポーツタイプ多目的車(SUV)「ジープ」や高級車のフェラーリ、マセラティ、アルファロメオなど有力ブランドも抱える。

米クライスラーはかつて米自動車大手3社(ビッグスリー)の一角を占めていたが、燃費効率の向上や環境技術の開発で日本メーカーに後れを取り、ガソリン高騰と金融危機に伴う深刻な景気後退あおりで09年に経営破綻した。米政府はフィアットとの資本提携を条件として公的資金を投入し、クライスラー再建を支えた。(ニューヨーク共同)

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