フィリグリー・ガラス(その他表記)filigree glass

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィリグリー・ガラス」の意味・わかりやすい解説

フィリグリー・ガラス
filigree glass

レース模様のあるガラス器。古代の中近東に始って断絶していたが,15世紀頃ベネチアで再興された。この技法は透明のガラス素地の上に乳白ガラスを巻きつけて引伸ばし,さらにそれを軟らかいうちにねじって螺旋文のついた細い棒 (フィリグリー) にする。これを土型の中に並べて内側に透明の素地のガラスを吹込んで融着させ,それを火に入れて十分に軟化させて透明素地と一体化させ,器に仕上げる。螺旋文のついた細棒の種類に応じて,各種のレース状の模様でおおわれた器ができる。イタリア以外ではほとんど作られていない華麗なガラス器である。

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