フォブルドン(その他表記)fauxbourdon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォブルドン」の意味・わかりやすい解説

フォブルドン
fauxbourdon

音楽用語。元来フランス語で「偽りの低音」を意味する。音楽史的には 15世紀に,主としてフランスで用いられた作曲技法をさす。上声定旋律がおかれて,その6度または8度下にテノールが記譜され,その間に上声の4度下で平行して動く中声部を即興的にはさんで補足する。 G.デュファイ,G.バンショアらによって用いられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android