最新 地学事典 「フォルティペクテン」の解説
フォルティペクテン
学◆Fortipecten
軟体動物門二枚貝綱ウグイスガイ目イタヤガイ科の絶滅属。殻は大きく厚質堅固,右殻は強く膨らみ,左殻は平ら。両耳は非常に大きく前後ほぼ同じ。殻表には約15本の太い放射肋と共心円状の成長脈がある。筋痕はきわめて大。日本の鮮新世の竜の口~滝川-本別動物群の代表種で,サハリン各地,ベーリング海周縁のアラスカからも産出が知られ,北部環太平洋地域に広く分布していたものと推定される。日本産:F.takahashii・F.kenyoshiensis, サハリン産:F.piltunensis, アラスカ産:F.mollerensis・F.hallaeがある。
執筆者:魚住 悟・島本 昌憲
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

