フクシャ(その他表記)Fuchsia spp.; fuchsia

デジタル大辞泉 「フクシャ」の意味・読み・例文・類語

フクシャ(fuchsia)

《「フューシャ」とも。フクシアの花の色から》明るい赤紫色。→フクシア

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フクシャ」の意味・わかりやすい解説

フクシャ
Fuchsia spp.; fuchsia

アカバナ科常緑または落葉小低木の1属で,約 100種がおもに熱帯アメリカ,まれにニュージーランドに知られる。日本で普通に栽培されるのはツリウキソウ (釣浮草) の和名で呼ばれる園芸種 F. hybridaで明治の初めにアメリカから輸入され,フクシア,ホクシャとも呼ばれている。元来はメキシコ原産の F. fulgensとチリ産の F. magellanica雑種といわれる。葉は対生し,赤色と紫色または白色の混る花は大きく目立ち,葉腋から長い柄で下がる。普通温室で栽培し,鉢植として観賞する。

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