フッ化カルシウム単結晶(読み)フッカカルシウムタンケッショウ

化学辞典 第2版 「フッ化カルシウム単結晶」の解説

フッ化カルシウム単結晶
フッカカルシウムタンケッショウ
calcium fluoride single crystal

CaF2の単結晶.CaF2は0.125~9 μm の波長の光に対して一様で,しかも高い透過率をもち,水に溶けにくいので光学材料として広く用いられている.たとえば,可視光色消しレンズ真空紫外線の分光プリズム,遠赤外用分光フィルターなどである.このほか,希土類イオンをドープするレーザー母体としても用いられる.単結晶製造は,一般光学用にはるつぼ降下法,レーザー用には結晶引上げ法が用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android