フッ化カルシウム単結晶(読み)フッカカルシウムタンケッショウ

化学辞典 第2版 「フッ化カルシウム単結晶」の解説

フッ化カルシウム単結晶
フッカカルシウムタンケッショウ
calcium fluoride single crystal

CaF2の単結晶.CaF2は0.125~9 μm の波長の光に対して一様で,しかも高い透過率をもち,水に溶けにくいので光学材料として広く用いられている.たとえば,可視光色消しレンズ真空紫外線の分光プリズム,遠赤外用分光フィルターなどである.このほか,希土類イオンをドープするレーザー母体としても用いられる.単結晶製造は,一般光学用にはるつぼ降下法,レーザー用には結晶引上げ法が用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む