フランスの選挙制度(読み)フランスのせんきょせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フランスの選挙制度」の意味・わかりやすい解説

フランスの選挙制度
フランスのせんきょせいど

大総領は任期7年で直接普通選挙によって選出される。第1回で当選するには,有効投票の過半数以上を獲得する必要がある。絶対多数を獲得した候補者がない場合,1週間後に第1回投票の上位2名の候補者間で決選投票が行われる。国民議会の選挙は小選挙区絶対多数2回投票制といわれる方法によって行われる。総定数は 491 (うち 17が海外領土選出) であってこれを定数1の小選挙区に配分しているが,選挙区内の人口はなるべく均一になるように配慮されている。各選挙区で有効投票の過半数をこえる票 (票数がその選挙区の有権者数の4分の1をこえていなければならない) を得た候補者を当選者とする。もしどの候補者も過半数に達していなければ,ある一定の得票数以上 (10%以上) を獲得した候補者の間で1週間後に第2次投票を行い,相対多数の人を当選者とする。 (→フランスの政治制度 )

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