日本大百科全書(ニッポニカ) 「フランチェスカッティ」の意味・わかりやすい解説 フランチェスカッティふらんちぇすかってぃZino Francescatti(1905―1991) フランスのバイオリン奏者。マルセイユ生まれ。パガニーニの孫弟子にあたる父に手ほどきを受け、のちチボーに師事。1931年から独奏者として欧米で活躍、とくにロベール・カサドシュとの二重奏で世界的な名声を博した。フランス近代の作品やパガニーニを得意にしたほか、ドイツの協奏曲も粋(いき)な感覚でみごとにこなした。甘美でつややかな美音と叙情的な歌い回しにより高い人気を得たが、晩年は第一線を退き後進の指導にあたっていた。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「フランチェスカッティ」の意味・わかりやすい解説 フランチェスカッティ →フランセスカッティ 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by