後進(読み)コウシン

デジタル大辞泉 「後進」の意味・読み・例文・類語

こう‐しん【後進】

[名](スル)
学問技芸など、先人のたどった道をあとから進むこと。また、その人。後輩。「後進を指導する」⇔先進
車や船などが後ろへ動くこと。後退。「車を後進させる」⇔前進
[類語](1後輩後学/(2逆行逆流逆走あと戻りあとずさり逆戻り後退退歩退行遡行後ろ向き

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精選版 日本国語大辞典 「後進」の意味・読み・例文・類語

こう‐しん【後進】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 前の人がたどった道筋を、後から進むこと。また、自分の後ろから同じ学問・技芸・職務などの道を歩んでいる人。後輩。⇔先進
    1. [初出の実例]「有請益無倦継踵於師、材堪後進之領袖」(出典:続日本紀‐養老二年(718)一〇月庚午)
    2. 「後進(コウシン)をよく奨誘して俗に云弟子の世話をよくする」(出典:授業編(1783)四)
    3. [その他の文献]〔論語‐先進〕
  3. ものの程度や進歩の度合が遅れていること。⇔先進
    1. [初出の実例]「余は作詩の上に於て極めて後進なるが故に」(出典:抒情詩(1897)独歩吟〈国木田独歩〉序)
  4. 乗物などが後ろへ進むこと。後退。背進。⇔前進
    1. [初出の実例]「駆逐艦は後進を掛けるのが見え」(出典:春の城(1952)〈阿川弘之〉二)

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普及版 字通 「後進」の読み・字形・画数・意味

【後進】こうしん

後学。後輩。〔後漢書、孔融伝〕性容にして忌少なく、士を好み、喜(この)んで後を誘す。閑くにび、賓客日其の門に盈つ。

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