フーマー県(読み)フーマー(その他表記)Huma

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フーマー県」の意味・わかりやすい解説

フーマー(呼瑪)〔県〕
フーマー
Huma

中国東北地方,ヘイロンチヤン (黒竜江) 省北西部の県。ターシンアンリン (大興安嶺) 山脈の北部から,ロシアとの国境をなすヘイロン (黒竜) 江 (アムール川) の南岸までの地域にある。ターシンアンリン地区に属する。北端のウスリー (烏蘇里) は北緯 53°と,中国でも最も高緯度の寒冷地である。県庁のあるフーマー鎮は,1883年金鉱が発見されて急速に発展した。フーマーは,オロチョン族の言葉で「金」を意味する。ターシンアンリン山脈北部の森林地帯で産する毛皮や漢方薬材の集散地でもある。北部のモーホー (漠河) にも著名な金鉱がある。ターシンアンリン地区の行政庁があるジャグダチ (加格達奇) は重要な林業基地。ヘイロン江沿いの平地ではジャガイモ,オオムギ,コムギが栽培され,稲作の導入も試みられている。森林鉄道がシーリンチー (西林吉) まで延びており,ヘイロン江は5~10月はモーホーまで小汽船が通じる。人口4万 4762 (1990) 。

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