現代外国人名録2016 「ブッチビグ」の解説
ブッチ ビグ
Butch Vig
- 職業・肩書
- ロック・ドラマー,音楽プロデューサー
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1957年8月2日
- 出身地
- ウィスコンシン州
- グループ名
- グループ名=ガービッジ〈Garbage〉
- 学歴
- ウィスコンシン大学中退
- 経歴
- 医師の父を持ち、ウィスコンシン大学医学部に進むが、2年後映画科に転籍。大学時代にデューク・エリクソン(ギター,ベース,キーボード)、スティーブ・マーカー(ギター,ベース)と知り合い、ともに音楽活動を開始。さらにレコーディング機器を購入し、音楽スタジオの共同経営をはじめた。またプロデューサーとしても活動し、米国のインディース・シーンでタッド、キング・スネーク・ロストなどといったハードコア・バンドを手がけた。1991年にはカート・コバーン率いるニルバーナのアルバム「ネバーマインド」のプロデュースを担当、同作が世界中で1000万枚以上売り上げる大ヒット作となり、一躍その名を知られた。この間、デューク、スティーブとのバンド結成を構想し、’94年エンジェルフィッシュの英国人女性ボーカリスト、シャーリー・マンソン(ボーカル,ギター)を加えてガービッジを結成して自らドラムスを担当。’95年デビューアルバム「G」を発表し、英米両国でプラチナディスクとなる。さらに同年バンドは米国音楽誌「ローリング・ストーン」のベスト・ニューカマーに選出され、新人賞ほかグラミー賞3部門にもノミネートされた。’98年セカンドアルバム「ヴァージョン2.0」は、英国やフランスなど欧州各国でチャート初登場1位を獲得し、世界中で600万枚を売り上げた。’99年映画「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」の主題歌を担当。2001年アルバム「ビューティフル・ガービッジ」を発売。2003年より4枚目のアルバムの製作に取り掛かるが、自身のA型肝炎発症などメンバーにたび重なるアクシデントが起こり、さらにバンド内の意見の不一致もあって製作が難航。2005年約2年の製作期間を経て、アルバム「ブリード・ライク・ミー」をリリースし、ワールド・ツアーを敢行したが、その途中のオーストラリア公演を最後に活動休止を発表した。2007年にはガービッジのベストアルバム「アブソリュート・ガービッジ」のために新曲をレコーディングし、バンドとしての活動を再開。2012年アルバム「ノット・ユア・カインド・オブ・ピープル」をリリースした。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報