難航(読み)ナンコウ

デジタル大辞泉 「難航」の意味・読み・例文・類語

なん‐こう〔‐カウ〕【難航】

[名](スル)
暴風雨などのために、航行が困難になること。「時化しけで船が難航する」
障害が多く、物事がはかどらないこと。「労使の話し合いが難航する」
[類語]渋滞停滞難渋停頓踊り場横ばい足踏み難しいかた困難至難お手上げ難題難問難事難関関門狭き門登竜門懸案

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「難航」の意味・読み・例文・類語

なん‐こう‥カウ【難航】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 暴風雨などの障害のために航行しがたいこと。また、その航行。
    1. [初出の実例]「その航海に本船が経験したより以上の難航であった」(出典:海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉一六)
    2. [その他の文献]〔王褒‐霊壇碑文〕
  3. ( 転じて ) 障害が多くて物事のはかどらないこと。難行
    1. [初出の実例]「さう悪い出来とは思はないが、兎角、難航だ」(出典:光と風と夢(1942)〈中島敦〉一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「難航」の読み・字形・画数・意味

【難航】なんこう

航行することが困難である。

字通「難」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android