1992年に登録されたアメリカの世界遺産(文化遺産)。ニューメキシコ州北部、サングレ・デ・クリスト山脈の麓に位置し、北部ティワ語を話す先住民アナサジ族の、13世紀に築かれた集落である。16世紀前半にはスペイン人が侵攻し、その後、メキシコ領になったため、スペイン支配時代の面影を残すランチョス・デ・タオス、メキシコ風のドン・フェルナンド・デ・タオス、先住民アナサジ族の居住地サン・ジェロニモ・デ・タオスという3つの町が形成されている。サン・ジェロニモ・デ・タオスにある日干しレンガの壁を泥で塗り固めた集合住宅には、現在も先住民の末裔が生活している。◇英名はPueblo de Taos