プラター(読み)プラター(その他表記)Prater

世界の観光地名がわかる事典 「プラター」の解説

プラター【プラター】
Prater

オーストリアの首都ウィーンのドナウ川とドナウ運河にはさまれた広大な公園。「プラターの森」と呼ばれ親しまれている。ここは皇帝の一族ハプスブルク家の狩猟場だったところで、今から200年以上前に、神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世(マリー・アントワネットの兄)により、シェーンブルン宮殿やアウガルテン宮殿の庭園などとともに、市民に開放された。これにより市民の憩いの場になり、露店屋台が集まるようになり、やがて遊園地ができた。この遊園地のシンボルが、およそ100年前につくられたヨーロッパ最古のものの一つとされる高さ65mの大観覧車(Riesenrad)で、映画『第三の男』に登場した。このほか、園内には、ミニ列車、プラネタリウム、サイクリングコースなどがある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む