プラネットC(読み)ぷらねっとC/ぷらねっとしー(その他表記)PLANET‐C

知恵蔵 「プラネットC」の解説

プラネットC

金星大気大循環解明を課題とする、日本初の金星探査計画。金星にはどのような渦ができているのか、その渦は大気のどのような大循環惑星を旅しているのか、雲はどのように作られるのか、雷は起きるのか、などの解明をめざす。また、金星の表面速度は、例えば赤道上でもわずか秒速2m強なのに、上空をおおう雲は自転の60倍にも達する毎秒100mを超えるスピードで東から西へ吹き荒れている、スーパー・ローテーションと呼ばれる大きな謎もある。こうした金星の大気や気象の謎を解き明かすべく、宇宙科学研究所(当時)が計画。金星周回軌道に入った後、近金点高度300km、遠金点高度6万kmの長楕円軌道に入る。2010年に打ち上げ予定。

(的川泰宣 宇宙航空研究開発機構宇宙教育センター長 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む