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金星 きんせい Venus

翻訳|Venus

12件 の用語解説(金星の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金星
きんせい
Venus

太陽系の内側から2番目の惑星。軌道の離心率は 0.0068ときわめて小さく,太陽からの距離は近日点で1億 748万 km,遠日点で1億 895万 kmとあまり変らない。公転周期 224.7日。赤道半径 6052kmで地球よりわずかに小さい。

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金星
きんぼし

平幕の力士本場所横綱を倒すことの俗称。月給とは別に本場所ごとに支給される褒賞金の基準額に,金星一つにつき一定額が加算される。史上最多の金星獲得は安芸之島の 16個。

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知恵蔵2015の解説

金星

太陽から2番目、水星と地球の間にある惑星。日没後、西の空に見えるのが宵(よい)の明星、明け方東の空に見えるのは明けの明星。月のように満ち欠けがあり、惑星中で最も明るく最大光輝時には-4.7等になり、昼間肉眼で見ることができる。公転周期は225日。一方、243日の周期で公転と逆向きに自転している特異な惑星。半径は地球の0.95倍、質量は地球の0.815倍で地球に近いが、表面の環境は大きく異なる。二酸化炭素主成分とする濃密な大気(密度が地球大気の約100倍)に包まれ、温室効果の状態が著しい。表面の温度は約470℃になり、鉛の融点を超える。探査機のレーダー観測によると、地表は起伏に富み、10kmを超える高い山や高地や乾燥した低地があり、激しい火山活動や溶岩流の跡、大きなクレーター見られる

(土佐誠 東北大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

きん‐せい【金星】

太陽系の2番目の惑星。地球の軌道のすぐ内側にあり、太陽との平均距離は1億820万キロすなわち0.7233天文単位、公転周期は225日、自転周期は243.01日で、公転とは向きが逆。地球よりわずかに小さく、質量は地球の0.815倍。衛星はない。月のように満ち欠けがあり、最大の明るさはマイナス4.7等。大気の大部分が炭酸ガスで、表面の気温はセ氏約470度。日没後西の空に見えるときを宵の明星、明け方東の空に見えるときを明けの明星とよぶ。太白(たいはく)。ビーナス

きん‐ぼし【金星】

相撲で、平幕の力士が横綱を倒したときの勝ち星。転じて、大きな手柄。

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百科事典マイペディアの解説

金星【きんせい】

太陽系の第2惑星。太陽との平均距離1億821万km(0.72天文単位),公転周期0.615年(225日)。極大光度−4.4等。半径6052km(地球の0.96倍),質量は地球の0.82倍,表面重力は地球の0.91倍,平均密度5.24g/cm3
→関連項目明の明星太白明星宵の明星

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とっさの日本語便利帳の解説

金星

勝負に勝つことを星、白星と呼び(負けは黒星)、平幕(ひらまく)力士が横綱に勝った殊勲を特にこう呼ぶ。金星一つに対し四万円の報奨金が、場所ごとに支給される。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
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占い用語集の解説

金星

牡牛座と天秤座の支配星。古代ローマの愛と美の女神ヴィーナスギリシア神話ではアフロディテ)から命名。水星に続いて地球から二番目に近く、昔から宵の明星、明けの明星と親しまれた。占星学上の基本的意味は「愛と美と財産」。魅力・愛情・快楽・美的感覚など、女性らしい内容が多い。ホロスコープ上では個人の楽しみ方、好み、自分の飾らせ方や金運などを表す。また男性のホロスコープ上では、ユング心理学のアニマ(理想の女性)を表すといわれる。

出典|占い学校 アカデメイア・カレッジ
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世界大百科事典 第2版の解説

きんせい【金星 Venus】

軌道半長径=0.72333天文単位離心率=0.0068 軌道傾斜=3゜.395太陽からの距離 最小=1.075×108km,平均=1.082×108km,最大=1.089×108km公転周期=224.701日 平均軌道速度=35.02km/s会合周期=584.0日 赤道半径=6052km体積=0.8572(地球=1) 質量=0.81500(地球=1)平均密度=5.24g/cm3自転周期=243.02日 赤道傾斜角=177゜.4アルベド=0.78 極大光度=-4.7等赤道重力=0.91(地球=1) 脱出速度=10.36km/s太陽系の第2惑星。

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大辞林 第三版の解説

きんせい【金星】

太陽系の二番目の惑星。地球の軌道のすぐ内側にあり,内合のときは惑星の中では地球に最も近づき,そのときの距離はおよそ4千万キロメートル。質量は地球の0.815倍。半径は6052キロメートル。太陽からの距離は1億820万キロメートル。公転周期225日。表面は白い雲で覆われて輝き,太陽・月に次いで三番目に明るい天体。表面温度は摂氏400~500度,大気は主として二酸化炭素からなる。明け方東天に輝く場合を「明けの明星」「明星あかぼし」「かわたれ星」,夕方西空に輝く場合を「宵の明星」「夕星ゆうずつ」などという。中国名,太白。

きんぼし【金星】

大相撲の本場所で,平幕の力士が横綱に勝ったときの勝ち星。 「 -をあげる」
殊勲。大手柄。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金星
きんせい
Venus

地球の軌道のすぐ内側を運動している太陽系の惑星。水星に次いで太陽に近く、水星とともに内惑星とよばれることもある。内惑星はいつも太陽の近くに見え、火星から外の外惑星のように夜半の空に輝くことはないが、金星は夜明け前の東空や日暮れ後の西空にかなり高く、また、たいへん明るく見えるので、「明(あけ)の明星(みょうじょう)」「宵(よい)の明星」とよばれて親しまれてきた。
 西洋では金星を美と愛の女神ビーナスの名でよんできたが、これもその美しい輝きのためであろう。中国では太白(たいはく)ともよんだ。
 金星の太陽からの平均距離は0.7233天文単位(1億0820万キロメートル)、公転周期は0.6152年(地球の日数で225日)である。軌道の離心率は0.0068で大惑星のなかでもっとも小さく、近日点と遠日点での太陽からの距離の差も140万キロメートルにすぎない。
 地球との会合周期は584日であるが、この日数の5倍が地球の8年間にほぼ等しいため、金星と地球との位置関係は8年ごとにほとんど同位置となり、これを繰り返す。
 金星が地球にもっとも接近するのは、金星が太陽と地球の間にきたいわゆる内合のときで、その距離はおよそ4200万キロメートル、すべての惑星のなかでもっとも近くなるが、金星の軌道の離心率が小さいので、その距離は毎回あまり変わらない。
 見かけ上、太陽からもっとも離れるのは、いわゆる最大離角のころで、その角度は最大47度ぐらいになる。また金星は内惑星なので満ち欠けして見え、内合のときには新月状、外合のときには満月状、最大離角のころには半月状に見える。内合の前後35日目ころにはほぼ五日月状に見え、見かけの面積が最大になり、もっとも明るく見える。このときを最大光度とよんでおり、ほぼマイナス4.7等の明るさで、そのころには昼間の空に容易にみいだすことができる。
 金星の赤道半径は6052キロメートルで地球の0.95倍、質量は地球の0.815倍、平均密度は水の5.24倍で、いずれも地球よりわずかに小さいだけである。また表面重力も地球の0.91倍である。
 内合のころの金星の視直径は1分角を超えるが、そのころは太陽に近く、ほとんど見えない。しかし最大離角のころでも25秒角ほどで、大接近のときの火星なみに見える。望遠鏡で見るといつも真っ白に輝き、たいへん美しいが、表面の模様はほとんどわからない。これは、金星が濃い大気と厚い雲とに覆われているためで、反射能は0.78もある(地球は0.4)。表面の模様が見えないため、自転周期も長い間不明であったが、電波観測により、243日、しかも自転の方向は地球などとは反対回りと判明した。赤道の軌道面との傾斜角は小さく3度ほどである。なお金星には衛星は発見されていない。
 金星は地球にもっとも接近する惑星であるのに表面のようすはほとんど不明であった。地上からの望遠鏡観測時代には、紫外線写真で撮影すると雲の濃淡の模様が見られ、大気中に多量の二酸化炭素が発見されていたにすぎない。金星の世界についての具体的な知識が得られたのは、1960年代以降のロケットによる探査が行われるようになってからである。最初に金星に接近観測したのは62年のアメリカのマリナー2号探査機で、その後ソ連も探査機を送り込むなどして多くの成果をあげた。
 それらの結果によれば、金星表面の大気圧はおよそ90気圧、気温は470℃という大きな値であり、大気の主成分は二酸化炭素で約96%を占め、以下、窒素0.035%、二酸化硫黄(いおう)0.015%、水蒸気0.01%、アルゴン0.007%などのほか、微量の一酸化炭素、ネオン、塩化水素、フッ化水素なども検出されている。酸素はほとんど存在しない。地球とよく似た大きさの金星に水がほとんどないことも不思議であるが、これは、高温のために蒸発し、大気上層で太陽の紫外線により分解されて、水素は宇宙空間に失われ、酸素は表面の岩石を酸化したという説が有力である。ソ連の探査機が撮影した金星表面の岩石は火成岩質のものと考えられているが、赤茶けた色彩は酸化物を暗示している。なお、金星を覆う厚い雲の組成も長い間不明であったが、濃硫酸の滴であることがわかった。
 金星表面の高低については、1978年にアメリカの探査機がレーダー反射波によって測定した。その結果、表面の約60%は平均半径に対して500メートル以下の差しかなくて著しく平坦(へいたん)であり、わずか5%ほどが2キロメートル以上高い地域であることがわかった。しかし、マクスウェル山とよばれる13キロメートルもの高山も存在する。またクレーターらしい地形もあるし、火山の存在も推定されている。
 なお、探査機による観測によっても金星には磁場がほとんど存在しないことが判明したが、これは金星の自転が著しく遅いためと考えられている。[村山定男]

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世界大百科事典内の金星の言及

【海】より


[海の役割]
 太陽系の惑星で現在海のあるのは地球だけである。たとえば,金星では表面が高温なため水が液体として存在し得ず,火星では液体の水はなく,両極に氷があるのみである。このように地球に液体の水,すなわち海があるのは太陽からの距離と水を地球につなぎとめておくための地球の大きさが適切であったからである。…

【風】より

…このような強い偏西風は赤道から熱を運ぶためではなく,極でのドライアイス生成による大気の質量損失を補うために極方向へ大気の移流が起こることによって維持し続けられている。
[金星]
 金星の自転周期は243日であるが,紫外線写真によれば縞模様の雲が約60倍も速い4日という周期で赤道に沿って回転していることが示されている。一方,こうした雲の動きとは別に一連の人工衛星による風の観測が行われ,金星の上層大気は100m/s前後の速度で運動していることがわかった。…

【占星術】より

…天体の運行と人間や国家の運命との照応関係の記録は前2千年紀の初めころから存在する。最古の占星術文献といわれる《エヌマ・アヌ・エンリル》はシン(月神)とシャマシュ(太陽神),アダド(天候神),イシュタル(金星神)の凶兆を記しているが,その成立はバビロン第1王朝(最盛期前18世紀)の頃と考えられている。この伝統はアッシリア,ペルシア帝国に及び,バビロニアがギリシア人によってカルデアとも呼ばれたことから,この神聖科学は〈カルデア人の術〉と,これを独占する司祭階級は〈カルデア人〉と称された。…

【大気】より

…太陽系には地球のように質量の小さな地球型惑星と木星のような巨大な木星型惑星とがあって,それぞれ違った大気組成をもっている。金星は地球と大きさは似ているが,酸素はほとんどなく,二酸化炭素が96.4%,窒素が3.4%,アルゴンが残りの大半を占め,気圧は約90気圧,気温約450℃である。地球の二酸化炭素が0.03%にすぎないのに比べるとかなり多い。…

【太白】より

金星の古代中国名。五星の一つ。…

【惑星】より

…遊星とも呼ばれる。内側から水星,金星,地球,火星,木星,土星,天王星,海王星,冥王星の9個があり,その多くは衛星をもつ。また火星と木星の間には数多くの小惑星があり,惑星に集積し切れなかったなごりの物体群と考えられている。…

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