プロカッチーニ家(読み)プロカッチーニけ(英語表記)Procaccini

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プロカッチーニ家」の意味・わかりやすい解説

プロカッチーニ家
プロカッチーニけ
Procaccini

イタリアのボローニャ派画家の一家。
(1) 大エルコーレ  Ercole,the Elder   1520頃~1595 
ボローニャに生れ,A.カラッチに師事ミラノでプロカッチーニ・アカデミーを創設。
(2) カミッロ  Camillo   1551~1629. ミラノ 
大エルコーレの長男,ローマで学び色彩画家として有名。
(3) ジュリオ・チェザーレ  Giulio Cesare   1570頃~1626. ミラノ 
大エルコーレの次男,コレッジオ風の絵を描き,彫刻家としても知られた。
(4) カルロ・アントニオ  Carlo Antonio   1555頃~1605. ミラノ 
大エルコーレの3男,静物,風景画を得意とした。
(5) 小エルコーレ  Ercole,the Younger   1596. ミラノ~1676. ミラノ 
カルロの息子。静物画家,伯父ジュリオに師事,伯父の死後アカデミーを指導。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android