ヘススロペス・コボス(英語表記)Jesús López-Cobos

現代外国人名録2016 「ヘススロペス・コボス」の解説

ヘスス ロペス・コボス
Jesús López-Cobos

職業・肩書
指揮者 元マドリード王立劇場音楽監督

国籍
スペイン

生年月日
1940年2月25日

出生地
ロト

学歴
マドリード音楽院,マドリード大学(哲学),ウィーン音楽アカデミー,ジュリアード音楽学校

学位
博士号(マドリード大学)

受賞
ニコライ・マルコ国際青年指揮者コンクール第3位〔1968年〕,ブザンソン国際指揮者コンクール第1位〔1969年〕

経歴
1959〜66年マラガとマドリードの音楽院に学び、同時に’60〜65年マドリード大学で哲学を専攻、博士号を取得。’60〜69年ウィーン音楽アカデミーでハンス・スワロフスキーとラインホルト・シュミットに指揮を学び、さらにジュリアード音楽学校で研鑽を積む。’69年ブザンソン国際指揮者コンクール第1位となり注目を集める。’70年ベネチアのフェニーチェ劇場で「魔笛」を指揮してデビュー。’80〜90年ベルリン・ドイツ・オペラ(DOB)音楽監督、’84〜88年スペイン国立管弦楽団音楽監督、’90年〜2000年ローザンヌ室内管弦楽団首席指揮者、2003〜2010年マドリード王立劇場音楽監督を歴任。1980年ロンドン・フィルを率いて初来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

知恵蔵mini 「ヘススロペス・コボス」の解説

ヘスス・ロペス・コボス

スペインの指揮者。1940年2月25日生まれ。マドリード・コンプルテンセ大学で哲学を学びながら同地の音楽院でピアノと作曲を学ぶ。指揮をイタリアでフランコフェラーラに、ウィーンでハンス・スワロフスキーに師事。68年、ブザンソン国際指揮者コンクールで第1位となり、翌年にイタリアの名門フェニーチェ歌劇場でプロデビューした。81年からベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督に就任。86年から2001年までシンシナティ交響楽団の音楽監督、02年から10年までマドリード王立劇場の音楽監督を歴任。また、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団など各国のオーケストラで指揮を行う。繊細で気品高く威厳のある演奏と高潔で謙虚な人柄が高く評価され、ドイツ連邦共和国功労勲章の一等功労十字章やフランス芸術文化勲章を授与された。2018年3月2日に78歳で死去した。

(2018-3-8)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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