ヘマトシド

化学辞典 第2版 「ヘマトシド」の解説

ヘマトシド
ヘマトシド
hematoside

シアル酸を含むが,ガングリオシドと異なりアミノ糖を含まないスフィンゴ糖脂質総称.非神経系動物の細胞膜から見いだされた.N-グリコリルノイラミン酸(NeuGc)がラクトシルセラミドの末端ガラクトースの3位に結合した

NeuGcα2 → 3Galβ1 → 4Glcβ1 → 1Cer

構造が特徴的で,通常のN-アセチルノイラミン酸を含むものもある.ウマ,イヌ,ネコの赤血球表面やヒト腎臓副腎髄質など非神経組織から数種類が分離されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む