出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…なお,副腎皮質は胎児においてたいへんよく発達していて,胎児性皮質と呼ばれるが,これは生後退化消失して,成人型副腎皮質がこれにとって代わることが知られている。
[髄質]
副腎髄質は副腎の中央部に位置し,それぞれの髄質細胞は集まって不規則に走る細胞索を形成し,索間に血管を伴った間質結合組織が進入している。細胞は比較的大きく,中央に丸い核をもち,ヘマトキシリン‐エオシン染色では塩基性を示すほか,クロム親和性を有している(クロム親和性とは,組織を重クロム酸カリやクロム酸を含む固定液につけておくと黄褐色に染まる反応をいう)。…
※「副腎髄質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...