副腎髄質(読み)ふくじんずいしつ(英語表記)adrenal medulla

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

副腎髄質
ふくじんずいしつ
adrenal medulla

副腎の中央部約 20%を占め,赤褐色の外観を呈する。副腎髄質の細胞は,二クロム酸カリウムを含んだ液で固定すると細胞体に茶褐色の顆粒が染め出される (クロム反応陽性) ので,クロム親和細胞とも呼ばれる。副腎髄質は交感神経系と密接な関係があり,アドレナリンノルアドレナリン (カテコールアミン) を分泌する。副腎髄質機能低下症は特にないが,機能亢進症にはクロム親和細胞腫 (褐色細胞腫) がある。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ふくじん‐ずいしつ【副腎髄質】

〘名〙 副腎の中央部を形成する内分泌組織。交感神経の刺激に応じてアドレナリンを分泌する。〔人体の機能(1952)〕

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世界大百科事典内の副腎髄質の言及

【副腎】より

…なお,副腎皮質は胎児においてたいへんよく発達していて,胎児性皮質と呼ばれるが,これは生後退化消失して,成人型副腎皮質がこれにとって代わることが知られている。
[髄質]
 副腎髄質は副腎の中央部に位置し,それぞれの髄質細胞は集まって不規則に走る細胞索を形成し,索間に血管を伴った間質結合組織が進入している。細胞は比較的大きく,中央に丸い核をもち,ヘマトキシリン‐エオシン染色では塩基性を示すほか,クロム親和性を有している(クロム親和性とは,組織を重クロム酸カリやクロム酸を含む固定液につけておくと黄褐色に染まる反応をいう)。…

※「副腎髄質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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