ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘルストリョーム」の意味・わかりやすい解説
ヘルストリョーム
Hellström, (Erik) Gustaf
[没]1953.2.27. ストックホルム
スウェーデンの小説家。 1907年以来日刊紙『ダーゲンス・ニーヒーテル』の通信員としてロンドン,パリ,ニューヨークに滞在。アメリカ赴任直後にルポルタージュ『合衆国と世界平和』 Förenta staterna och världsfredenでウィルソンの平和政策とその政治的背景を紹介。処女作は小説『独身者』 Ungkarlar (1904) であるが,本格的な活動は 23年の帰国後に始った。主著『刑事部長マルムロス』 Carl Heribert Malmros (31) ,『レース作りのレークホルムがある思いつきをする』 Snörmakare Lekholm får en idé (27) ,『テュール島を襲う嵐』 Storm över Tjurö (35) 。ほかに5巻の自伝風大作で『ユーモアに欠けた男』 En man utan humorに始る,「ステラン・ペトロス」シリーズ (21~52) もある。
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