現代外国人名録2016 「ヘルムートリリング」の解説
ヘルムート リリング
Helmuth Rilling
- 職業・肩書
- 指揮者,オルガン奏者 元フランクフルト音楽大学教授
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1933年5月29日
- 出生地
- バーデン・ビュルテンベルク州シュトゥットガルト
- 学歴
- シュトゥットガルト高等音楽院,サンタ・チェチーリア音楽院
- 経歴
- 父は音楽教師、母はバイオリニストの家庭に育ち、プロテスタント神学校で教育を受ける。シュトゥットガルトでカール・ゲーロクにオルガンを、ヨーハン・ネーポムク・ダーフィトに作曲を、ハンス・グリシュカートに合唱指揮を師事した。またサンタ・チェチーリアではフェルナンド・ジェルマーニにオルガンを学ぶ。1954年自らの聖歌隊・ゲッヒンゲン・カントライを結成、本格的にバッハ上演に取り組む。’57年シュトゥットガルトのゲデヒトニス教会のカントール兼オルガニストとなる。ここでフィグラール合唱団を結成。’65年シュトゥットガルト・バッハコレギウム管弦楽団を結成、指揮者に就任。’69年にはシュトゥットガルト高等音楽院の教授に任命され、同年フランクフルト・カントライの指揮者にもなる。’72年からJ.S.バッハの全カンタータの録音に取りかかる。’74年初来日。バッハの演奏と研究で世界的に知られ、’84年春、演奏と実技指導を合わせて行う日本バッハ・アカデミーのため来日。2010年にはライフワークとする「ロ短調ミサ曲」を日本各地の演奏団体と上演した。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報