ヘロデス・アグリッパス2世(読み)ヘロデス・アグリッパスにせい(その他表記)Hērōdēs Agrippas II; Herod Agrippa II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ヘロデス・アグリッパス2世
ヘロデス・アグリッパスにせい
Hērōdēs Agrippas II; Herod Agrippa II

[生]27
[没]93頃
ヘロデス・アグリッパス1世の子。アグリッパ2世,ヘロデ・アグリッパ2世とも呼ばれる。ヘロデ大王曾孫。50年にレバノンカルキスの王となり,53年にピリポおよびルサニアの領地を得,その後ガリラヤ,ベレアの一部も領地に加えた。カエサリアで使徒パウロを審問したのは有名(使徒行伝 26章)。ユダヤ人に概して好意的であったが,ユダヤの反乱(66~73)ではローマ軍を支持。75年ローマで執政官位を授与された。

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