ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ(読み)ヘンデルノシュダイニヨルヘンソウキョクトフーガ

デジタル大辞泉 の解説

ヘンデルのしゅだいによるへんそうきょくとフーガ【ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ】

原題、〈ドイツVariationen und Fuge über ein Thema von Händelブラームスのピアノ曲。1861年作曲。ヘンデルのクラビーア組曲第2巻第1曲「エア」を主題とし、主題と25の変奏、およびフーガで構成される。

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デジタル大辞泉プラス の解説

ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ

ドイツの作曲家ヨハネス・ブラームスのピアノ曲(1861)。原題《Variationen über ein Thema von Händel》。ヘンデルのクラヴィーア組曲第2巻第1曲『エア』を主題として採り入れている。

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世界大百科事典(旧版)内のヘンデルの主題による変奏曲とフーガの言及

【ブラームス】より

…その後デトモルトの宮廷の指揮者,ハンブルクの女声合唱団の指揮者を務めるかたわら創作に専念する。この間,デトモルトではいくつかの合唱曲のほかに2曲の管弦楽曲《セレナード》(1858,59),《弦楽六重奏曲第1番》(1860)を,またハンブルク時代にはピアノ変奏曲の金字塔ともいうべき《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》(1861),全5集の歌曲集《マゲローネ》の最初の2集(1861,62)などを作曲し,また《ピアノ協奏曲第1番》(1858)の初演を行った。60年彼はF.リストを中心とする新ドイツ派と呼ばれた革新的なグループに対して,彼らと芸術的・美学的信条を異にする旨の宣言文をヨアヒムらと連名で発表し,のちにR.ワーグナーたちからの非難を招くことになる。…

※「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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